クルーズ船乗客に感染者か 7000人がイタリアで足止め

イタリアの港に寄港したクルーズ船の乗客1人に新型コロナウイルスの感染が疑われる症状が見られ、乗員乗客あわせて約7000人が船内で足止めされている。クルーズ船は米カーニバル社が保有しているもの。ブルームバーグが報じた。
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カーニバルのイタリア子会社によると、症状が見られたのは「コスタ・スメラルダ」号に乗船しているマカオ出身の女性。

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同号はローマ北西のチビタベッキアに停泊中で、女性は船内で隔離されている。イタリア当局は、暫定的な検査報告ではウイルスは検出されなかったとの見解を示したが、チビタベッキアのテデスコ市長は、完全な検査結果が明らかになるまで船の封鎖を続けるよう求めた。

イタリア沿岸警備隊によると、女性は発熱のほか、呼吸器に肺炎の症状が見られ、ローマの医療チームが診察に当たった。このクルーズ船に対してさらなる措置をとるかは「追って決定する」と沿岸警備隊の広報官は語った。

船はイタリア北部のラ・スペツィアに向かうところだった。乗員1000人、乗客6000人で、このうち750人が中国からの旅行客とみられている。


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