カーニバルのイタリア子会社によると、症状が見られたのは「コスタ・スメラルダ」号に乗船しているマカオ出身の女性。
同号はローマ北西のチビタベッキアに停泊中で、女性は船内で隔離されている。イタリア当局は、暫定的な検査報告ではウイルスは検出されなかったとの見解を示したが、チビタベッキアのテデスコ市長は、完全な検査結果が明らかになるまで船の封鎖を続けるよう求めた。
イタリア沿岸警備隊によると、女性は発熱のほか、呼吸器に肺炎の症状が見られ、ローマの医療チームが診察に当たった。このクルーズ船に対してさらなる措置をとるかは「追って決定する」と沿岸警備隊の広報官は語った。