米下院でイランとの戦争反対法案 イラク駐留米軍の撤退法案を賛成多数で可決

米議会の下院はイランとの戦争反対法案に加え、イラク駐留米軍の撤退に関する法案を賛成多数で可決した。
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米議会は2002年、イラクに部隊を派遣することを許可する法案を可決したが、トランプ政権はまさに2002年に可決された法案を根拠にイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した。国内でも批判が高まっていたことから、米下院ではこの法律の無効化を定めた法案の採決が行われ、賛成236票、反対166票で可決した。

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また、イランとの戦争反対法案も同時に採決され、賛成228票、反対175票で可決した。いずれも賛成したのは野党の民主党で、共和党は反対に回った模様。この法案では、議会の承認を得ることなく対イランの軍事行動に予算を割くことを禁止している。

いずれの法案も上院で引き続き採決が行われるが、上院では与党・共和党が優勢を占めるため、いずれの法案も成立する可能性は低い。また、トランプ大統領はこれらの法案が可決された場合、拒否権を発動するとしてきた。 

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