ヴィクトリア・シークレット モデルへのセクハラ明るみに

下着ブランド「ヴィクトリア・シークレット」などを展開する有名な米国企業Lブランズの経営幹部が、長年にわたりモデルへのいじめやセクハラを黙認していたことが明るみに出た。ニューヨークタイムズが報じている。
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Lブランズ社の現・元従業員30人以上の証言をもとにした調査によると、元社長でマーケティング責任者のエド・レイゼック氏(71歳)が職権を利用しモデルにハラスメントをしていたという。モデルに対しわいせつな申し出をし、侮辱していた。

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同社創業者兼CEOのレスリー・ウェクスナー氏はレイゼック氏に対する多数の苦情を把握していたが、レイゼック氏の擁護に回っていたという。

レイゼック氏への苦情を訴えたモデルは毎年行われているヴィクトリア・シークレットのショーの出演契約を結べなかった。 

一方、同社経営陣はニューヨークタイムズ紙に対して、報道されていることはなかったとする文書メッセージを送った。

昨年、レイザック氏は10年以上勤めた同社を退いた。その理由として、ヴィクトリア・シークレットの「エンジェル」が築いたイメージを傷つける恐れのあるトランスジェンダーや“プラスサイズ”モデルとは仕事をしない、と同氏が問題発言をしたことが挙げられている。また昨年、毎年恒例のショーは行われないことも明らかになった。人種差別、性差別、非現実的なショーを非難する声は2000年代から上がっており、ショーの評価は年々落ちていた。2019年の下着ショーのテレビ中継は中止となった。

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