トランプ大統領、ベネズエラのグアイド氏を前に「マドゥロ独裁政権をつぶす」

米国のドナルド・トランプ大統領は4日(火)、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を念頭に置き、同国の「専制政治をつぶす」と発言した。
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トランプ米大統領は一般教書演説の中で、「米国が主導となり世界59か国がベネズエラの社会主義的独裁者であるマドゥロ氏に反対の立場を唱えている。マドゥロ氏は非合法な支配者であり、独裁者であり、国民に対し残酷な態度をとっている。しかしマドゥロ氏の独裁政権はつぶされ、壊されるだろう」と述べた。

その後トランプ大統領は、会場にいたベネズエラのフアン・グアイド野党指導者に呼びかけ、同氏こそアメリカが考える「真の合法的な大統領」であると述べた。海上の米国議員らは同氏を大きな拍手で迎えた。

グアイド氏の米国訪問は事前に公表されていなかった。

ベネズエラ情勢

2019年1月23日深夜から翌24日にかけて、ベネズエラではクーデターが試みられた。 ベネズエラ野党の指導者、フアン・グアイド国会議長はカラカスの路上で何万人もの支持者を前に集会を行った。米国は、ニコラス・マドゥロ大統領に対する反対運動のリーダーとなった、つい最近までほとんど世界に知られていなかった35歳のグアイド国会議長を支持している。カラカスでの反体制派によるデモンストレーションは、1958年に独裁者のマルコス・ペレス・ヒメネスがその座を追われた日にあわせて行なわれた。

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