トルコ大統領、シリアへの軍事攻撃を警告

トルコのエルドアン大統領は、シリア軍がトルコ軍の監視所の外まで撤退しなければ、軍事攻撃を行うと警告した。またエルドアン大統領は、最近行われたトルコ側への攻撃について、シリアにおける新たな時代を意味すると述べた。トルコのアナドル通信社が報じた。
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エルドアン大統領は「トルコ軍に対する攻撃は、シリアにおける新たな時代の始まりとなる。我々はこのようなことが続くことを許容できない。(中略)政権(シリアのアサド政権)が今月中にトルコの観測所の外までシリア軍を撤退させなければ、トルコは自らそれを行うことを余儀なくされる」と強調した。

またエルドアン氏は、トルコ軍には自衛権があると指摘したほか、シリアによるトルコ軍への攻撃をロシアのプーチン大統領と議論しことに言及し、このようなことは受け入れられないと述べた。さらにエルドアン氏は、ロシアとの友好及び協力の重要性を強調し、「ロシアに対する我々の唯一の期待は、シリアにおける我々の感受性をロシアがより深く理解することだ」と述べた。

トルコ国防省によると、シリア北西部イドリブ県で2月3日、シリア政府軍がトルコ側を攻撃し、トルコの軍人と民間人、数人が死亡した。

イドリブは、2012年から違法武装集団の支配下に置かれているシリアで唯一の地域。


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