テスラ社株価 歴史的な高騰後、新型コロナウイルスのため1日で20%下落

米国の電気自動車メーカー・テスラ社の株価は5日の取引の際に20.6%下落し、しかし、その後、わずかに回復した。ナスダックの取引終了時、同社株価は前日比17.2%安の734.7ドル(約8万700円)となった。
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テスラ社の時価総額は1324億ドル(約14兆5564億円)に達した。

テスラ社の株価は数日間の急激な高騰の後に崩壊した。4日には、株価は最高で1株あたり969ドル(約10万6500円)まで高騰した。

2月に予定されていた上海工場からのテスラ社の自動車出荷が、新型コロナウイルスの拡大により延期されたとの発表後、テスラ社の株価は下落に転じた。

「テスラ・モデル3」の生産は1年前にオープンした同社の上海工場で予定されていた。同工場は米国以外での唯一の生産工場だった。

テスラ社の株価は2020年のはじめから71%、また、過去12ヶ月では140%の高騰を記録した。13日、同社株価ははじめて1株あたり500ドル(約5万5千円)を超えた。

新型コロナウイルスの影響を受けたのはテスラ社が最初ではなく、韓国の自動車メーカーは、中国から納品予定だった部品不足のため生産が中止となっている。また、スポーツメーカーのアディダス社は、中国市場から撤退することを明らかにした。

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