S&P 中国GDP予想を5%ダウン 新型コロナウイルスの影響で

世界最大手の格付け機関「S&Pグローバル・レーティング」は、新型コロナウイルスによる死者がすでに600人を超えていることを背景に、2020年の中国の国内総生産(GDP)予想を5.7%から5%に引き下げたと発表した。
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「S&Pグローバル・レーティング」の予想では新型コロナウイルスの感染拡大は3月までには下火になる。感染者数のピークが2月に達すれば、中国の成長率は5.5%に低下する可能性があるが、ピークが4月になれば4.4%にとどまるというのがその推測だ。

S&Pは、中国は世界経済の成長の3分の1を占めていることから、同国のGDP成長率が1%低下すると、世界経済全体の成長に重大な影響をもたらす可能性があると指摘している。

それでも中国経済の減速は長続きしない。S&Pのアジア太平洋地域担当のシニアエコノミスト、ショーン・ローチ氏は「新型コロナウイルスによる経済的影響の多くは第1四半期にあらわれ、第3四半期までに中国経済はしっかり回復する」と予測している。

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