鍵山選手にとっては本大会は成績うんぬんよりも、先輩たちと参加して、自分の能力を試す場だったようだ。緊張なく滑れたことが逆に強みとなった。
「点数、順位はほとんど気にならなくて、自分がどれだけ戦えるかだけを知りたかった。このメンバーで参加できたことが本当に楽しくて、羽生選手は『すげえなぁ』という言葉しか出てこなくて、その精神面の強さを自分も欲しいと思いました。」
鍵山選手は1月のローザンヌ・ユースオリンピックで優勝し、勢いがついている。3月、タリンでの世界ジュニアフィギュアスケート選手権までの橋渡しとして、今回の3位は大きな励みとなった。
「大舞台でこれだけのことができたのは自信につながったのでよかったです。世界ジュニアにつなげたいと思います。」