日本に停泊の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」号 乗客らが薬の提供を要請

検疫期間とされる大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客デッキに、薬の提供を要請するプラカードが掲示された。
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スプートニク特派員によれば、船のデッキには日本の国旗が掲げられ、そこには「情報不足(船からの)しんこく」「くすり」と書かれ、別の白布には「報道ありがとう」と記された。

日本に停泊の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」号 乗客らが薬の提供を要請

同船のデッキでは実際には人の姿は確認できない。乗客らは客室から出ることが許可されているとはいえ、寒さや海からの強い風のため、デッキの一部に時折数人が姿を見せる程度。

「こういう時、日本にいるのは悪くない」 ダイヤモンド・プリンセス号乗客ら、検疫生活を語る
日本の厚生労働省は、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客70人に新型コロナウイルスの感染が確認されたことを明らかにした。また、コロナウイルスとは関係ない理由でさらに9人が入院となった。

そのほか、さらに100人が不調を訴えているとの情報も届いている。これは、新型コロナウイルスの感染とはちがい、検疫期間の乗客らが過敏になっていることから別の病気を発症したものと推測される。多くの乗客は旅行用に持参した薬がなくなっている。9日、日本政府は、ヘリコプターの使用も含め、薬の供給に関する問題を検討していることを明らかにした。

検疫期間は2月20日まで続く予定。

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