北京からロシア帰国の青年 病院で感染を疑われ、入院拒否に遭遇

北京からロシアに帰国した青年が体調不良を訴えたにもかかわらず、地元の病院での診療を拒否された。青年はロシア、バシコルトスタン共和国の首都ウファ市に帰宅した後、こうした待遇を受けた。
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青年の父親が地元のニュースサイト「ufa1.ru」に語ったところでは、青年が診療を受けようとしたのは感染症病院「NO4」。同病院の医療スタッフは、彼が中国に8ヶ月間滞在したと聞いたとたん、恐怖で逃げ出したという。

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青年の父親は「ufa1.ru」からの取材に対し、「息子は単純なので、病院の廊下中に聞こえる声で、北京から到着したばかりなので、新型コロナウイルスに感染していないことを確認するために検査してほしいと言ってしまった」と語った。

結局、青年は入院受付病棟に送られたが、今度は受付担当者の女性が逃げ出してしまった。

医師らは閉じた扉越しに患者と話をし、裏口から院外に出るよう命じた。

病院側はこの件についてコメントすることを拒否している。一方でロシア保健社会開発省は、本件に関して調査が開始されたことを発表した。

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