コロナウイルスの物体表面での生存期間が明らかに

新型コロナウイルス(正式名称:COVID-19)に関する新たな研究によると、同ウイルスがその同類の他のウイルスと類似している場合、物体の表面で1週間またはそれ以上、生存する可能性がある。学術誌Journal of Hospital Infectionに研究結果が掲載された。
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22件の研究を分析したところ、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、またはヒトコロナウイルス(HCoV)などのコロナウイルス(Human Coronavirus)は、室温で金属、ガラス、プラスチックなどの表面に最大9日間生存することが可能であることが示された。ちなみに麻疹ウイルスが物体表面で生存できるのは、わずか2時間。

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エタノール、過酸化水素、または次亜塩素酸ナトリウムの溶液で消毒することにより、効果的にウイルスを除去できる可能性がある。

研究者らは、露出した無生物の物体の表面に対する新型コロナウイルス(COVID-19)の耐性についてはほとんど知られていないため、他のコロナウイルスに関する情報に注目した。

研究者らは「現在のところ、ウイルスが存在する表面または物体に触れた後、自分の口、鼻、または目に触ることでCOVID-19がヒトへうつるかどうかさえわからない」と指摘している。


中国の新型コロナウイルス

当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。

最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。

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