同紙は「イドリブ国境地域の国境警備隊の強化として400人のトルコ特殊部隊が派遣された」と伝えている。
今週、トルコはシリアのイドリブ県との国境に兵器と装甲車を集めている。
10日(月)トルコ国防省は、イドリブ監視地点でシリア軍による砲撃の結果、トルコ軍兵士5人が死亡、5人が負傷したことを伝えた。トルコ国防省によると、その報復としてトルコ軍はシリア軍の標的115か所に砲撃し、トルコ軍兵士101人を無力化した。
2月3日、イドリブ県のシリア軍の砲撃によりトルコ軍兵士および民間人8人が死亡。トルコのエルドアン大統領は、トルコの報復行動によりシリア軍兵士76人が死亡したとの声明を出した。
これより前、エルドアン大統領はロシアのプーチン大統領に対しシリアのアサド大統領に圧力をかけ、シリア軍がイドリブ県の攻撃を止め2月末までにトルコの監視地点から撤退するよう要請したと明かしていた。それが行わない場合は軍事報復を行うとの念押しをしていた。