新型コロナウイルスが影響 中国の旅行者数がほぼ半減

新型コロナウイルスの影響から、今年、旧正月の旅行シーズン「春節」での中国のすべての公共交通機関で乗客数が47.5%減少した。この季節は、通常、国内の交通機関にとってもっとも混雑する時期とされている。15日、中国の交通運輸部が発表した。
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記者会見で、「統計データによれば、中国の旧正月の到来後、1月25日から2月14日の期間で、国内の総旅客数数は2億8300人に達し、1日平均では1348万人となり、昨年の同期比で82.3%の減少となった」と、中国交通運輸部のリュウ・シャオミン代表が発表した。

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同代表は、2020年の「春節」が終わるまであと3日だが、乗客数で大きな変化が生じないのは間違いないと強調した。

中国の「ゴールデン・ウィーク」

中国の旧正月休み期間は、毎年、国内や国外への旅行で多くの人々が交通機関を利用する。数百万人の中国人が旧正月を親族と一緒に過ごすために帰郷する。中国の旧正月シーズンは、1980年代から特別に「春節」と呼ばれるようになり、世界で最大規模の移動現象と考えられ、期間も40日間続く。今年の「春運」は1月10日にはじまった。

中国と諸外国の新型コロナウイルスの状況

新型コロナウイルスはすでに生活のあらゆる分野に影響を及ぼしている。アナリストらは、中国経済の成長テンポの減速を予想し、工場での作業は中止を余儀なくされ、映画ではキスシーンがカットされはじめた。人々はウイルスそのものを恐れるだけでなく、関連して人種差別や外国人嫌悪が広がることを危惧している。

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