政府のサイトではカナダのフランソワフィリップ・シャンパーニュ外相を引用し、「カナダ政府は、自国民が海外にいる場合でも、国内と同じように、国民の安全と健康に対し真剣な対応を行う。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船している国民が緊急な状況の場合、私たちは日本からカナダへの彼らの帰国のため、また、国内での新型コロナウイルスの拡大の予防と抑止のため、必要な措置を行う」と発表した。
プレスリリースでは、航空機への搭乗前に乗客らは検査を受ける必要があると指摘している。新型コロナウイルスの症状が確認された者は搭乗することはできない。そのほか、避難した国民がカナダに到着した際、健康状態の観察が14日間予定される。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルスCOVID-19の感染者総数は、乗員乗客のうちすでに355人にまで拡大した。15日、クルーズ船からは80歳以上で感染が確認されない約10人が下船した。このほか、在日米国大使館は、同船から自国民を下船させ、チャーター便で帰国させる予定であると発表した。航空機は16日に日本に到着する予定で、17日には米国に出発する。