米ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、ボーイスカウトアメリカ連盟(BSA)が破産申請を行ったため、BSAに提訴した数百件の性虐待の訴訟が停止される。また、BSAには全ての被害者の訴訟を1か所の裁判所に集約するよう呼びかけられた。
BSAへの性的暴力の申し立て件数は不明。数十年前に年上のボーイスカウトから性的虐待を受けたと表明する男性が何千人も出てくる可能性がある。
最近、米国で性的虐待の訴訟が増加している。これは、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州などが性的虐待の提訴期限に関する法律を変更したためだ。これにより、子ども時代に性暴力を受けた人が訴えることが可能となった。
ボーイスカウトアメリカ連盟(BSA)は、1920年代からセクハラの疑いのある従業員やボランティアについての証言を収集している。2020年1月の時点で、BSAの資料に挙げられた容疑者数は7819人、被害者は1万2254人。
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