中国外交部は、これは、新型コロナウイルスの感染への対応について、同紙が「中国-まぎれもないアジアの病人」という見出しの論説を掲載したことへの対応であることを明らかにした。「見解」という見出しで発表された論説では、特に中国は新型コロナウイルスの規模を秘密にし続けていると指摘した。資格が剥奪された3人はこの記事の執筆には関わっていない。
論争の的となった表題の論説は、米国科学アカデミー会員のウォルター・ラッセル・ミード氏が執筆したもので、感染の拡大により国内の経済と政治システムにどのような影響が生じるかを予想しながら、新型コロナウイルスの拡大に対する中国政府の初動を批判した。
中国政府は、記事の掲載を謝罪し、関係者の処分を要求。中国外交部は、「中国人は、人種差別的な主張と故意に中国を中傷するメディアを非難している」と表明した。
中国、新型コロナウイルスに関する批判記事でWSJ記者3人を国外退去
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