シリア情勢を巡り露独仏の電話首脳会談 トルコとの会談で政治的解決目指す

ロシアのプーチン大統領は20日、シリア北西部のイドリブ県で状況が悪化したことを受けてドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領と電話首脳会談を行った。会談後、クレムリンのサイトで協議の内容が明らかになった。
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20日に行われた電話会談ではシリア北西部の危機的状況について意見交換が行われた。クレムリンの発表によれば、イドリブ県に展開するテロ組織はシリア政府軍、および民間人に対して攻勢を強めており、危機的状況となっている。会談では戦闘行為の速やかな停止と民間人に対する暴力行為の阻止を目指すことで合意した。

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会談でプーチン大統領はシリアの主権と領土を保全する上でテロの脅威を効果的に撲滅する必要を訴えた。これに対し、ドイツとフランスはシリア北西部の緊張緩和に向けて協力は惜しまない姿勢を示した。

一方、ドイツのシュテフェン・ザイベルト報道官によれば、メルケル首相とマクロン大統領はシリア北西部の状況を政治的に解決すべく、エルドアン大統領との共同会談をプーチン大統領に提案した。

また、電話会談では緊張が続くリビア情勢についても協議が行われた。会談ではリビアの完全な休戦状態を引き続き維持し、ベルリン会議での決定を踏まえた政治的交渉を再開する必要性が確認された。

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