カナリア諸島で消えた文明の集団埋葬跡が発見

カナリア諸島で発掘を行っていた考古学愛好家のグループ「エル・レガド」によって、グラン・カナリア島で先住民のグアンチェ族の集団埋葬の跡が発見された。
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集団埋葬の跡は実は2019年6月に発見されていたものの、墓荒しを恐れて、発表は今になって行われた。

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埋葬跡は8世紀から10世紀のものと推定されており、大人62体と子ども10体の合わせて72体の人骨が見つかった。

埋葬跡は人跡未踏の洞穴の中にあり、ドローンによって発見された。人骨と合わせて動物の革や植物繊維で作られた埋葬品も見つかっている。

グアンチェ族とはカナリア諸島での先住民族の名称でとして用いられているが、正確な名称ではない。同諸島最大の島、テネリフェ島の先住民の名前が諸島全体の民族のものとして用いられるようになった。グアンチェ族の保持していた古い文明は15世紀にスペインに占領され、滅びた。

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