24日のS&P総合500種は、取引終了までに3.4%下落した。結果、米国の5大IT企業は(Apple、Facebook、Amazon、Microsoft、Google Alphabet)は合わせて2380億ドル(約26兆3530億円)以上を失った。S&P総合500種の約5分の1は、この5社が占めている。
下げ幅が最も大きかったのは、ナスダック総合指数。ナスダックの下落で最も影響を受けたのは、中国の工場や消費者と広範囲に協力している米国のハイテク企業。
Appleはすでに、世界中でiPhoneの出荷台数が減少し、新型コロナウイルスの発生を背景に中国での需要が減少しているため、今四半期に予定されている収益を得られない可能性があると発表した。
他の米テクノロジー企業は、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft、Google Alphabetほど中国に依存していないが、新型コロナウイルスによる世界経済への影響に関する懸念により損失を被っている。なお、トランプ米大統領は、株式市場は好転し始めているようだとする楽観的な見方を示した。