コストルナヤは鮮やかなイメージチェンジ
アリョーナ・コストルナヤはアストラ・ピアソラ作曲のタンゴ『アディオス・ノニーノ』にのってトリプル・フリップ、ダブル・アクセルを披露。トリプル・フリップでは転倒もあった。
今回コストルナヤは今までにないイメージを演出した。1920年代のヘアースタイル。赤と黒のコスチュームは彼女の好きなエレガントなスタイルだ。コストルナヤはこの曲で2017/2018シーズンのショートプログラムを演じており、2018/2019シーズンではエキシビションでこれを用いた。
フィギュアロシア女子「スーパートリオ」 エキシビションでファンを魅了 トルソワは新ナンバー、コストルナヤはイメチェン【動画】
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/ トルソワの衣装はザギトワそっくり!
アレクサンドラ・トルソワは逆に新プログラムでもおなじみの彼女らしいコスチュームだ。
「ロシアのロケット娘」の異名を誇るトルソワは、グルジア(ジョージア)出身のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリの演奏でシューベルトのワルツをモチーフにしたリリカルな「セレナーデ」に乗って、優雅な滑りを見せてくれた。ファンの間ではこのナンバーはトルソワの新ショートプログラムなのではないかと噂されている。
トルソワはトリプル・アクセルを跳ぼうとして転倒してしまった。
ただしこのコスチューム、色もスタイルも驚くほどアリーナ・ザギトワが前シーズン、日本でのショーで演じた「オペラ座の怪人」の衣装に似ている。青の服地に白い縁取りで胸の切り替えを高くしたクラシック様式。ロシアのマスコミでは、「サーシャ(トルソワの愛称)はお姉ちゃんの衣装を回してもらったのかな」などとジョークが飛ぶほどだ。
シェルバコワはふたりとは違い、プログラムもイメージも変えていない。今シーズンのロシア選手権金メダリストは堂々と全ての要素をミスなくこなしていた。
ロシアの期待の星たちは目前に迫ったカナダ、モントリオールの世界選手権を目指し、トレーニングにいそしんでいる。開催までとうとう1か月を切った。