乳児食から巨大幼虫が発見の「ダノン」 独自の調査を開始

仏食品メーカー「ダノン」は乳児用食品の容器の中から幼虫が見つかったとして、少なくとも5つの家庭から苦情が寄せられたことを受けて、調査を開始した。2019年11月、6か月以下の乳児用食品「Gallia Galliagest」の容器から最長で6センチの幼虫が発見された。「ダノン」は分析にかけるため、容器を社に送付するよう求めていた。
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これより前、ラジオ局「RTL」の報道で、「ダノン」側は、幼虫は運送の途中か、あるいは保存条件が適さなかったために発生した恐れがあると推測していることが明らかにされた。

​「ダノン」医療問題担当役員のフロラン・ララン氏は、「ダノン」ではすでに幼虫が見つかったという2つの容器を調べたことを明らかにした。2つともアイルランドの工場で作られたものだった。

ララン氏は、「生産過程ではドライミルクが空気に触れることは一切ないうえに、遮断され、酸素が2%と極めて低い割合で維持された環境におかれているので、普通の牛乳の中に生息する有機体は生き延びることができない」と補足している。

ララン氏は、この事態は「ダノン」にとっては予期せぬことであり、いかにして幼虫が食品に入ったのかを解明する構えだと語った。

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