世界富豪 新型コロナウイルス影響、1週間で4440億ドル損失

コロナウイルス蔓延は証券市場にも悪影響を与えており、世界の富豪500人は1週間で合計4440億ドル(約49兆620億円)の資産を失った。情報筋をもとにブルームバーグが伝えている。
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最も大きな損害を被ったのは世界富豪トップ3のジェフ・ベゾス氏(アマゾン共同創設者兼CEO)、ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト共同創設者)、ベルナール・アルノー氏(LVMHグループ取締役会長兼CEO)だ。この3人の資産は約300億ドル(約3兆3150億円)減ったとされている。

同じく富豪ランキング25位でテスラ社共同設立者兼CEOのイーロン・マスク氏も資産を大きく目減りさせた。同社株価の下落により、マスク氏の1週間の損失額は90億ドル(約9945億円)となった。この1週間がアンラッキーだったのはフェイスブック共同創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏も同じで、65億ドル(約7182億円)以上を失った。

27日(木)の欧州および米国の取引市場ではコロナウイルス感染拡大パニックをめぐる変動を受け大荒れした。欧州指数は4%超安、米国は3%超安となった。28日(金)には下落が続き、主要な米国証券指数は0.9-3%安の値で取引を終え、必要があれば米国経済を支える用意があるという連邦準備制度(FRB)の声明で下落は押しとどまった。

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