新型コロナウイルス要因で思わぬ好影響 NASAが発表

新型コロナウイルスが予期せずもたらした好影響にNASAが気付いた。中国がウイルスの感染拡大を食い止めるためにとった措置が環境改善につながった。宇宙から撮影された映像を見た学者らは、大気汚染の原因となっている放出ガスが減っている事実を確認した。
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武漢市当局は感染拡大のために市内の交通を制限し、検疫をしき、工場の稼働停止を余儀なくされた。

自動車や工場から排出された二酸化窒素、有毒ガスの武漢付近での大気中の濃度は、検疫が開始される2020年1月1日から20日の期間と、検疫開始後の2月10日から25日を比較した場合、著しく減少している。特にツィッターの窒素酸化物マップを見るとその劇的な変化がよくわかる。

​NASAは「たった1つのファクターによってこれだけの広範囲で大気への放出が激減したケースが観測されたのは初めて」と書いている。

中国の他の地域でも状況は改善されている。NASAによれば、中央部の東側の地域でも大気への放出は昨年同時期に比べて10~30%減った。


中国の新型コロナウイルス

当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。

新型コロナウイルス要因で思わぬ好影響 NASAが発表

最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。

WHO(世界保健機関)が新型肺炎に感染するリスクを軽減する方法を公開しています。

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