3月1日(日)トルコはシリア北西部で新たな軍事作戦「春の盾」を開始した。これは「2月27日に非武装地帯で軍人36人の命を奪った」トルコ軍への空爆に対する報復とされている。
状況悪化のイドリブ県
シリア北西部のイドリブ県では2月27日、テロ組織「タハリール・アル=シャーム」がシリア政府軍の陣地に対して全面的な攻撃を開始した後、状況が悪化した。シリア政府軍は報復のため、空爆を開始。ロシア国防省の発表によれば、本来、その場にいるはずがないトルコ人兵士も銃撃戦に加わっていた。
この結果、トルコ軍の兵士34人が死亡。30人以上が負傷した。トルコ軍兵士に死傷者が出たとの情報を受け、ロシア側はシリア軍による戦闘を完全に停止するため、措置をとった。