NY株式市場 新型コロナウイルス対策を受けて大幅好転

4日のニューヨーク株式市場は、値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がり、ダウ平均株価は1170ドルを超える大幅な上昇となった。米議会上院が新型コロナウイルス対策費として83億ドルを支出することを採決したことが投資家の安心感につながったとみられる。値上がり幅は過去2番目の大きさ。
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4日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日に比べて1173ドル45セント高い2万7090ドル86セントで、2万7000ドルを回復した。

また、大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びで、国民皆保険などを主張する左派のサンダース上院議員を抑えバイデン前副大統領が躍進したことも株価上昇につながったとみられる。

中国除く新型コロナウイルスの感染者1万2千人超

米議会下院は4日、新型コロナウイルスの対策費用として83億ドルを支出する法案を可決した。今後、法案は上院に回され、採決が行われる。

米国では4日、新型コロナウイルスによる死者が11人に達した。ワシントン州の感染拡大が最も深刻で、同州では10人が死亡しているほか、カリフォルニア州でも1人の死亡が確認された。国内での感染者数は80人に達しており、いずれも両州に集中している。

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