報道によると、シュワルツェネッガー氏の不満は「アンドロイドロボ-C」モデルの1つに関係する。これはベビーシッタータイプのロボットで、外見と声がアーノルド・シュワルツェネッガー氏によく似ている。同氏は「プロモボト」社に自身の容姿の使用を許可してはおらず、また、不本意に広告キャンペーンに利用されたと指摘する。シュワルツェネッガー氏の代理人は、ロボットは「苦労して得た」映画スターとしての名誉に否定的な影響を与えていると主張する。代理人らはロシア企業に対し、シュワルツェネッガー氏の容姿の使用を中止することと、ロボットの公開によって得られた利益とともに1千万ドル(10億6800万円)を支払うよう請求している。
「プロモボト」社は同ロボットを廃棄する予定。同社代表によれば、現在、ロボットは展示会「トイ・フェアー」への出展のために米国にある。同社は、「私たちはこのロボットがアーノルド・シュワルツェネッガー氏であるとは表示しておらず、彼の名前にも言及しておらず、私たちの製品の宣伝のために容姿を使用しようとは思わなかった」と述べ、いかなるクレームも受けたことがなかったと強調した。
サイト「ビジネスインサイダー」によれば、かつてシュワルツェネッガー氏は、同氏の容姿と声をコンピューターゲーム「 Mortal Kombat 11」の新バージョンのヒーローの製作で使用することに同意した。