エルドアン大統領は、モスクワ訪問後の帰国の飛行機内でトルコの記者らに対し、「S-400はすでに私たちの装備である。その操作訓練は継続されている。4月からS-400の配備が準備される。しかし、私は昨日、ロシア側に対し、もし米国が我われに対し広域防空用の地対空ミサイルシステム『パトリオット』を提起したなら、私たちはそのシステムも購入することを伝えた」と語った。
危機の本質はなにか
ロシア製の最新地対空ミサイルシステムS-400の供給は7月中旬にはじまり、このことからトルコと米国の関係が悪化した。エルドアン大統領によれば、S-400の配備は2020年4月には完全に完了する。
米国政府は、この契約をやめ、その代わりに米国製のパトリオット・ミサイル防衛システムを購入するよう要求し、トルコへの最新のF-35戦闘機の販売をまったく中止するか、継続するか、また、制裁を加えるかなどと恫喝を行なった。トルコ政府は譲歩することを拒否した。
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