シンガポールの医師ら注意喚起 コロナウイルスの新たな症状

シンガポールの医師らがコロナウイルス罹患の新たな症状を発見した。研究報告は同国最大手紙「ザ・ストレーツ・タイムズ」に掲載された。
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その情報によると、患者2名(57歳の男女)は当初デング熱と診断されたがデング熱対処法で一向に治癒せず、2名は呼吸困難を訴えるようになったという。そこでコロナウイルス検査をしたところ、陽性反応が出た。

医師らは「男性患者には高熱と発疹という典型的なデング熱の臨床状態がみられた。その際新型コロナウイルス(COVID-19)の症状として知られる鼻水、咳、喉の痛みはなかった」と報告の中で説明している。また、ラボ分析は時に「デング熱の偽陽性反応を示す場合がある」と補足した。

報告をした医師らは同業者に対し、診断をする際に注意するよう、また不適切な治療は多くの人の命を脅かす恐れがあると呼びかけている。


シンガポールの医師ら注意喚起 コロナウイルスの新たな症状

新型コロナウイルス

中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。

専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルス2019- nCoVが疾患の原因と判断した。

中国国外で最も感染者が多いのは韓国、イタリア、イラン。感染症例はロシアを含め100か国以上で確認されている。罹患者の大半を占める中国では3100人以上が死亡しており、感染者数は8万700人で留まっている。世界保健機構(WHO)の情報によると世界全体では11万3千人以上が感染している。


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