米軍 核搭載可能なステルス爆撃機を欧州に配備

9日、米国は米ステルス戦略爆撃機「B-2スピリット」を欧州の空軍基地に配備した。アメリカ在欧空軍のプレスリリースで発表された。
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B-2スピリット」は、米空軍のステルス戦略爆撃機。一枚の主翼のみによって機体全体が構成される全翼機型の実用化は同機が世界初。いくつかの専門雑誌によると、「B-2スピリット」1機の製造コストは20億ドル(約2086億円)超。これは史上最も高価な軍用機だという。

米軍 核搭載可能なステルス爆撃機を欧州に配備

「B-2スピリット」は9日、大西洋に位置するアゾレス諸島(ポルトガル)のラジェス航空基地に着陸した。米欧州軍は同基地に着陸したB-2スピリットの数について明らかにしていないが、同機が米ミズーリ州のホワイトマン空軍基地の第509、131爆撃航空団に所属していることが明らかになっている。

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米欧州空軍のプレスリリースでは「欧州へのB-2スピリットの配備は、パイロットに欧州の戦域を理解させ、同盟国やパートナー国に対する米国の支援を示すものである」と発表されている。


近年の欧州での米空軍機の動き

2019年8月末、米国はB-2スピリット3機を英国に一時的に配備した。

その年の10月、米戦略爆撃機B-52H は英国のフェアフォード空軍基地に配備された。配備期間中、同機は特にNATO加盟国の演習場に設置された訓練用標的を攻撃するなどの一連の訓練飛行を遂行した。また、米欧州軍はバルト海や黒海のロシア国境付近、シリアのロシア基地付近でも飛行を行った。

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