EU 米国の欧州からの入国禁止措置を非難 新型コロナウイルス

ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長とシャルル・ミシェル欧州理事会議長は、欧州滞在者に対する30日間の米国入国禁止は一方的に協議なく決定されたことでありEUはこれを認めないとする共同声明を出した。
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米国のドナルド・トランプ大統領は12日(木)、新型コロナウイルスにより米国は13日から欧州からの入国を禁止する旨を発表した。

​これに反応する形で出された声明では「EUは、米国の入国禁止は一方的に協議なく決定されたものであり認めない」と主張。欧州委員会委員長と欧州理事会議長は、新型コロナウイルスは世界の危機であり、一方的な措置ではなく協力を要すると指摘した。

そのほか両名は、新型コロナウイルスCOVID-19蔓延を抑えるためEUは本格的な対策をとると約束した。

世界中で既におよそ100か国以上で12万人以上が感染しており、その大半は回復しているが、4千人以上の死亡が確認されている。


パンデミックの発表

ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。

​「パンデミック」とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。国内をはじめ近隣諸国、時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。


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