噂「新型コロナにアルコールが効く」を信じてイランで多数が死亡

新型コロナウイルス感染者数が世界3位となったイランで、ウイルス対策にアルコール摂取が有効とするフェイク情報が流れたために密造酒にの飲酒による死亡件数が増えている。NHKが報じた。
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イランでは12日、感染者数が1万75人を数え、死者も429人となった。

イスラム教国であるイランでは飲酒は厳禁。このためフェイク情報を信じた市民はウイルスから逃れるために密造酒に頼らざるを得なくなった。国営通信の報道では、悪質なアルコールの摂取による死亡が各地で相次ぎ、70人以上が死亡している。

新型コロナウイルスに関しては陰謀説から不思議な特効薬、お守りまで様々なフェイク情報が飛び交っているが、「アルコールが効く」というのもまことしやかな嘘でしかない。


パンデミックの発表

ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO) のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、 世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。

「パンデミック」 とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。 国内をはじめ近隣諸国、 時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。


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