新型コロナ 過去100年で最大の危機=仏大統領

フランスのマクロン大統領は12日の演説で、新型コロナウイルスが国民健康上、過去100年で最大の危機となったと発言した。マクロン大統領の演説はテレビで生中継された。
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演説によれば、ここ数週間でフランスは新型コロナウイルスの感染拡大に直面しており、マクロン大統領はこの感染病を「過去100年で最大の危機」と呼んだ。演説は大統領官邸のあるエリゼ宮殿で行われ、BFMテレビが生中継した。

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演説の中でマクロン大統領は「国民の健康に値札はつけられない」とし、あらゆる対応を取ると強調した。

フランスでは12日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された人が約600人増えて、感染者数は2876人に達したほか、死者は13人増えて61人になった。

また、AFP通信によれば、フランスでは16日からすべての教育機関が無期限で休校となるほか、70歳以上の高齢者には自宅待機の要請が出ている。

パンデミックの発表

ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。

​「パンデミック」とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。国内をはじめ近隣諸国、時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。

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