原油価格 回復で2%上昇 先週の減産協議決裂後

国際原油価格は、OPECプラスの協調交渉が決裂し過剰供給の懸念から、週明けから油価25%の変動を見せていたが、13日(金)に2%高の回復途上にある。
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日本時間14時09分時点で、北海ブレント原油先物5月限は1.93%高の1バレル=33.86ドル、WTI先物4月限は2.03%高の1バレル=32.14ドルの値を付けた。週明けから相場は20-25%の値動きを見せていたが、3週連続の下落傾向だった。2月中旬の油価はそれぞれの銘柄で1バレル=58ドルと53ドルだった。

アブダビ国営石油会社(ADNOC、アラブ首長国連邦)とサウジアラムコ社(サウジアラビア)は、3月6日にOPECプラスの話し合いで協調減産の条件変更あるいは合意延長に至らず、その後、増産計画を発表していた。4月1日からOPECプラス諸国の石油生産制限は解除される。

世界市場のリスク要因の一つとして、世界中のコロナウイルスCOVID-19蔓延問題がある。全世界で感染者は100か国以上、12万人を超えている。 

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