日本の児童虐待 2019年は「過去最多」 通報が摘発増加に

日本では、2019年の1年間で警察が摘発した児童虐待件数は1972件、被害を受けた子どもの数は1991人だったことが明らかになった。ともに前年よりも4割も増え、過去最多を更新。ジャパンタイムズが報じた。
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また2019年に虐待事件で亡くなった子どもの数は54人。前年よりも18人増加した形となった。

虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した児童数は9万8222人で、前年を約2割上回った。また、警察が一時的に保護した児童は5553人で、前年より982人増えた。警察は、夜間などで児童福祉施設が子どもたちをすぐに受け入れることができない場合、一時的に子どもたちを保護している。

また朝日新聞によると、通報を受けた警察官は現場で虐待を確認できなくても、児童相談所への照会と情報提供を行っている。2019年の情報提供は過去最多の3万5578件。

NHKは警察幹部の話として、被害児童が増えたのは「虐待を把握するきっかけとなる住民からの通報が増え、摘発自体が増えたことが要因の一つ」と伝えている。

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