新型コロナ臨床試験 45人のうち最初の1人にワクチンの実験的な投与へ 米国

16日、新型コロナウイルスに対するワクチンの臨床試験の最初の参加者が、実験的な投与を受ける。AP通信が、政府筋を引用して報じた。
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日本 新型コロナウイルス感染者1530人に
臨床試験は、米シアトルにある研究所Kaiser Permanente Washington Health Research Institute(KPWHRI)で、若い健常者のボランティア45人を対象に実施され、米国国立衛生研究所(NIH)とModerna社が開発したさまざまな用量のワクチンが用いられる。

保健分野の消息筋によると、潜在的なワクチンの完全な導入には12〜18ヶ月かかるという。
 消息筋は「サンプルにはウイルスが含まれていないため、実験の参加者が感染する可能性は除外されている。試験の目的は、ワクチンが深刻な副作用を持たないことを確認することであり、その後、より広範な試験に着手することが可能となる」と指摘している。
 またInovio Pharmaceuticals社も来月、ペンシルベニア大学と、米ミズーリ州カンザスシティにあるテストセンターで、数十人のボランティアが参加する独自のワクチンの試験を開始しようとしている。

現在、米国の新型コロナウイルスの感染者は3500人に近づき、死者は65人となっている。

パンデミックの発表

ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。

​「パンデミック」とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。国内をはじめ近隣諸国、時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。

新型コロナ臨床試験 45人のうち最初の1人にワクチンの実験的な投与へ 米国

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