「コロナウイルスにやられたよ。ロシアで公式に感染が認められたうちのひとりとなった、この幸せ者が私だ。」
チュシケヴィチ氏の話では、最初は喉がイガイガして、乾く感じがした。それから次第に乾いた咳が出るようになり、肺の上部に圧迫感を感じるようになった。夜には39度まで熱があがるようになったので、解熱剤で下げようとしたがだめ。その後、熱は少し下がった。
チュシケヴィチ氏の話では感染したのは渡航先のフランス。帰国時には風邪の症状は一切なかったが、念のため検査を受け、結果はよかった。ところが感染の初期症状は帰国の翌日に現れ始めた。
「パニックになる必要はない。ただ、本当に人の多くいる場所にはなるべく行かないで家にいるようにしてほしい。」チェシケヴィチ氏は外出を慎むよう念を押している。
パンデミックの発表
ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。
「パンデミック」とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。国内をはじめ近隣諸国、時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。
カイトボート世界チャンピオンのロシア人が感染 初期症状を語る
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