東京五輪中止は選手の夢を壊す=IOC会長

東京五輪の延期を求める声が国内外から相次いでいる点について、国際五輪委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、中止することで選手の夢を壊してしまうと述べ、引き続き開催に向けて努力を続ける姿勢を強調した。
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IOCのバッハ会長は21日、ドイツのラジオ局 SWR Sportによるインタビューに応じた中で、次のように発言した。

この状況下で理想的な解決法はない。先週土曜日はサッカーの試合が延期になったが、五輪はサッカーとは訳が違う……我々は24時間体制で状況を注視している。中止した場合、206か国の五輪委員会と難民選手団が集めた1万1000人の選手たちの夢を壊すことになる。中止ほど不公平な決断はない。

IOCは17日、新型コロナウイルスの影響でスポーツ競技が次々と延期されているものの、東京五輪開催時期の延期について急ぎ決断する必要はないとする声明を発表していた。

日本では20日、東京オリンピックの聖火到着式が行われた。東京オリンピックは7月24日から8月9日まで開催される予定。

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