閣議後の記者会見でコンテ首相は検疫の違反者に対する罰金の引き上げを発表した。今後、検疫に違反したものは400ユーロから最大3000ユーロの罰金を命じられる。公共機関の運転手がこの罰則に該当した場合、違反金額はさらに30%引き上げられる。
コンテ首相は会見の中で、「非常事態を克服するためには国民一人一人の貢献が必要」と強調し、検疫制度強化への理解を国民に求めた。
検疫の違反に対する罰則はイタリアで3月8日に初めて制定された。その際、違反者に適用される罰則は罰金206ユーロ、または最大3か月の禁固刑とされていた。10日にはイタリア全土で検疫制度が導入され、市民の外出や都市間の移動が制限された。また21日には、生活必需品を除く、すべての商品の生産活動が禁止された。
イタリア市民保護局のアンジェロ・ボレッリ局長によれば、イタリア国内における感染者は6万9千人を超え、そのうち6820人の死亡が確認されている。
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