新型コロナだけじゃない:仏領マヨット島でデング熱が流行

インド洋に浮かぶフランス領マヨット島では、蚊が媒介する感染症「デング熱」が流行しており、今年に入ってから少なくとも2459例の感染が確認されている。地元当局が発表した。
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地元当局は「デング熱は全土で感染が拡大しており、大勢の人が受診や入院を求めている。2020年に入ってから2495人の感染が確認されているが、この数に含まれているのは、医師のもとを訪れ、感染が確認された患者のみである。175人が入院し、そのうち10人が集中治療を受けている」と指摘している。

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地元当局によると、すでに5人が死亡しており、現在、直接死因がデング熱であったかどうかを明らかにするための調査が行われている。

新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大に関連し、保健当局は、感染リスクを抑え、医療システムの過負荷を防ぐために、医療センターや救命救急センターへの患者の著しい流入を回避することを望んでいる。一方、熱が高い場合は病院を受診するよう呼びかけている。

デング熱は、亜熱帯および熱帯地域でみられる危険なウイルス性の疾患で、主にネッタイシマカ(Aedes aegypti)によって媒介される。

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