ミラノのビコッカ大学、ローマのトレ大学、ペスカーラ市のキテーティ・ペスカーラ大学の研究者らは中国の武漢、イタリアのロンバルディア、ベネトの3市の感染者数を比較した結果、その数と気象条件の間に何の関連性も見いだせなかった。
このことからウイルス学のロベルト・ブリオーニ氏は、夏にはパンデミック状態が収束に向かう可能性は少ないと予想している。
ブリオーニ氏は、呼吸器疾患は確かに気温が高くなるにつれて感染率は下がるものの、今回の感染状況にはおそらく当てはまらず、最も効果があるのは唯一、数か国が導入している制限措置だと説明している。
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