非常事態時における医薬品の値上げを禁止=プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領は26日、伝染病の流行時、または非常事態時における医薬品の値上げを禁止する法律に署名した。この法律に関連する文書は法律情報の公式ポータルサイトに公開された。
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公開された法律文書によれば、ロシア政府は薬品と医療品の小売価格、およびメーカーによる卸売価格について上限を設定できるようになった。また、課税後のマークアップについても同様に政府が上限を設定する。

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こうした制限の発動について政府は、伝染病の流行時と非常事態時に加え、複数の地域で1か月の間に医薬品の価格が30%以上高騰した場合をその条件として指定している。

この法律により政府は医薬品の価格を最大で3か月間にわたって固定することが可能となった。ただし、新たに導入された法律は、小規模の転売による価格の上昇を制限するものではない。


モスクワでは26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに136人確認された。ロシア全国では1日で18の地域で182人の感染が確認され、感染者数は840人となった。

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プーチン大統領は25日、国民向けテレビ演説を行い、新型コロナウイルスの緊急対策を発表した。そのうちの一つとして、感染拡大防止のために3月30日からの1週間は有給の非労働期間と定められた。

ロシアはロシア国民の帰国を目的とする以外、3月27日から外国との定期便及びチャーター便の運航を完全に停止する。

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