フランスでは3月17日から少なくとも2週間にわたって国民の移動を厳しく禁じ、自主隔離の徹底を要請している。国内ではカフェ、レストラン、映画館に加え、食料品店を除くすべての小売店の経済活動を禁じている。
こうした中、26日にカスタネール内相が「フランス2」テレビの生中継に出演し、警察の介入を必要とする家庭内暴力の件数が直近の1週間で32%増加したことを明らかにした。パリではこの増加率が最も著しく、その比率は36%に達した。
フランス保健省のジェローム・サロモン保健総局長によれば、フランスの感染者は前日の時点から3922人増えて2万9155人に達したほか、死者は365人増え、これまで1696人の死亡が確認されている。