自主隔離の長期化により仏で家庭内暴力が急増

フランスでは長引く自主隔離により家庭内暴力の件数が急増している。家庭内暴力は特に首都パリで顕著に増加している。フランス政府のクリストフ・カスタネール内相が明らかにした。
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フランスでは3月17日から少なくとも2週間にわたって国民の移動を厳しく禁じ、自主隔離の徹底を要請している。国内ではカフェ、レストラン、映画館に加え、食料品店を除くすべての小売店の経済活動を禁じている。

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こうした中、26日にカスタネール内相が「フランス2」テレビの生中継に出演し、警察の介入を必要とする家庭内暴力の件数が直近の1週間で32%増加したことを明らかにした。パリではこの増加率が最も著しく、その比率は36%に達した。

フランス保健省のジェローム・サロモン保健総局長によれば、フランスの感染者は前日の時点から3922人増えて2万9155人に達したほか、死者は365人増え、これまで1696人の死亡が確認されている。

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