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研究者ら、コロナウイルス突然変異のスピードを解明

研究者チームはコロナウイルスの8つの菌株を分析し、突然変異の速度を調べた。米国大衆紙「USAトゥディ」が伝えた。
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カリフォルニア大学のチャールズ・チウ教授は、ウイルスの突然変異はスピードが遅く、そのためその菌株はどれも非常に似ているという。

SARS-CoV-2 の突然変異のスピードはインフルエンザウイルスと比較して1/8から1/10という。今のところ3万の塩基対から11の変位が確認されている。

研究者によるとこれは、病気の経過の症状や重症度は菌株に依存するものではないことを示唆しているという。異なる患者における経過の違いは、全体的な健康状態や免疫系の状態に関連する。従ってコロナウイルスの「ソフトバージョン」はおそらく存在しないだろう。

研究者ら、コロナウイルス突然変異のスピードを解明

突然変異が遅いということは、ワクチンの開発・導入が数年あるいは数十年にわたって抗ウイルスとして役立つ可能性がある、と研究者らは考えている。

一部諸国ではワクチン製造は既に試験段階に入っている。英国ロシア米国中国などでほぼ同時にワクチンが開発された。ワクチンの適用は2020年内に開始されると期待される。


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