子どもによくみられる新型コロナウイルスの症状としては熱と咳があげられる。このほかにも、鼻水や、例えば下痢と嘔吐といった消化器系の疾患なども見受けられる。
しかし、すぐに注意すべき点としては、幼児の呼吸困難や気胸、だるさ、食欲不振などがあげられる。こうした症状が見られた場合、バトラー教授は受診することを勧めている。
バトラー教授は、1歳未満の幼児で、それ以上の年齢の子どもたちよりも新型コロナウイルスの重症化が確認されている中国の既存データに注目した。幼児に関しては今回の感染拡大期間は注意する必要がある。
バトラー教授は、こうした症状が見られた際、特に新型コロナウイルスの感染期には、受診を躊躇してはいけないと進言する。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスCOVID-19が疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
子どもの新型コロナウイルス感染 どんな症状にまず気をつけるべきか
© Sputnik / Savitskaya Kristina