ナイチンゲール記念臨時病院は患者のために4000床が用意され、蘇生センターとしては世界最大となる。感染のピーク時には院内で約1万6000人の医療関係者などが勤務することとなる。
病院は80部署からなり、ここにはロンドン市内の病院で受け入れられなかった新型コロナウイルスの重症患者が治療のために搬送される。到着時に患者らはすでに人工呼吸器が装着さえ、自己呼吸が可能となった時点で退院となる。
3日に行われたオープニングセレモニーでは、新型コロナウイルスから回復したチャールズ皇太子が映像でスピーチを行った。チャールズ皇太子は、同病院の開設について「この病院は暗闇にある世界の光となる」と期待を述べた。また、「これは、人間の意思と創造性により私たちが想像することすらできなかったことをやってのけること、不可能が可能となることの手本となる」と強調した。
自身も新型コロナウイルスに感染した英国のマット・ハンコック保健相もセレモニーに参列した。
新型コロナウイルス対応 英国に世界最大の感染者専門の蘇生センターが開設
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