熱帯サイクロン「ハロルド」 バヌアツで住民が避難

最も勢力が強いカテゴリー5の熱帯サイクロン「ハロルド」が、南太平洋の島国・バヌアツを襲い、一部の地域で洪水や通信障害が発生した。
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ラジオ局RNZによると、6日、熱帯サイクロンはバヌアツ最大の島であるエスピリトゥサント島の西海岸を襲い、同国第2の都市ルーガンビルの方向にゆっくりと進んでいる。

バヌアツ気象庁のジョックリー長官によると、熱帯サイクロン「ハロルド」は、大部分のインフラを破壊し、人的被害をもたらした2015年のサイクロン「パム」に次ぐ強さ。

ラジオ局RNZは、すでにエスピリトゥサント島では数百人が避難所に収容されていると報じている。また当局は、水位の上昇により多くの河川が氾濫し、洪水が発生した遠隔地の住民も避難させたという。

先に、バヌアツ当局は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、バヌアツ全土に非常事態宣言を宣言したが、バヌアツ国内ではまだ感染例は確認されていない

政府は先に、新型コロナを巡る措置を緩和する決定を承認し、住民が避難所に行くために外出することを許可した。

ドイツの学者らによる協会「Bundnis Entwicklung Hilft」が、自然災害の結果死亡するリスクが最も高い国々のランキングを作成し、バヌアツは1位を占めている。

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