ロシアのコロナウイルス状況
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日。2人の感染者はいずれも中国籍だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。
湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。
非労働月間の導入
3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がない限り、自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者が処罰の対象となる非常事態宣言はまだ発令されていない。この措置の期限は現段階では4月30日までとされているが、プーチン大統領は非労働期間は短縮される可能性もあるとしている。
ロシアでは最新の調べでは8672人の感染が確認されている。死亡者数は63人、580人が完治している。