新型コロナウイルス

欧州で5400億ユーロ規模の復興基金が誕生 コロナショックの対策進む

欧州連合(EU)加盟国の財務相らはコロナショックからの経済復興に向けた特別基金の設立について合意した。復興基金による財政支援は特に感染拡大が激しい国を優先に進められる。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)後に発表された声明で明らかになった。
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EU加盟国の財務相らは会談後、復興基金の設立について明らかにした。この基金は、新型コロナウイルスの感染拡大が最も激しい加盟国の支援を目的に設立され、EU予算から復興資金は確保される。

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ユーログループのマリオ・センテノ議長によれば、復興基金の予算は5400億ユーロに達し、2週間以内に整備される見通し。

復興基金の内訳についてみていくと、雇用保障に1000億ユーロ、企業支援に2000億ユーロ、債務危機に陥る可能性がある加盟国の財政支援に2400億ユーロが見込まれている。各国への財政支援は欧州安定メカニズム(ESM)が主体となって進める。

EUの首脳らは今後、復興基金の財源やEU予算からの拠出額など、基金の実質的財政面について協議を急ぐ。

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