新型コロナウイルス

米ラスベガス 観光客「ゼロ」のゴーストタウンに 州の失業保険申請数は過去最悪

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、カジノなどの娯楽施設がひしめく米ラスベガス(ネバダ州)を直撃している。同地のカジノやストリップの営業は停止し、年間4200万人の観光客は「事実上ゼロ」に陥った。米FOXニュースが報じた。
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ラスベガス観光局(LVCVA)の最高責任者は「6週間前と3週間前とでは、見通しがどれだけ違うのか衝撃的です。私たちは皆、ショックを受けています」と語った。先週、現地のカジノホテル「シーザーズ」は従業員の90%を解雇した。同州のスティーブ・シソラク知事は3月、州の全てのカジノやストリップ施設に対し、その営業を停止すると命じた。

ネバダ大学ラスベガス校のビル・ロビンソン教授(経済)は、ネバダ州ほど観光産業が経済を牽引している州は他にないと指摘している。同教授は「アラスカ州が石油に依存し、ミシガン州が自動車産業に依存している以上に、ネバダ州は観光とホスピタリティに経済の多くの部分を占めている。今はネバダ州の人たちにとって、非常に困難な時期」と述べている。


米紙ニューヨーク・タイムズによると、ネバダ州ではカジノ施設などの営業が停止された翌週の失業保険申請数は9万2000件と過去最悪を記録した。

また、経済政策研究所(米ワシントン)は、夏までの失業率は20%近くに達すると予測している。

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