350人を乗せた航空機はバンコクを出発し、サンクトペテルブルクに立ち寄り50人が降機、残りの約300人をモスクワに運ぶ予定。
ロシアはコロナウイルス蔓延をうけて自国民を外国から輸送する航空便を再開した。航空便は4月4日から運休となり、帰国希望者の情報を集め、輸送手配を進めていた。
ロシアのコロナウイルス状況
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日で、中国籍2人だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がなければ自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者は処罰の対象になる非常事態宣言はまだ発令されていない。
現在、ロシア全国のコロナウイルス感染者は1万3500人を超え、106人が死亡している。
ロシア、タイから約350人の帰国便手配
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